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脂肪吸引でリバウンドする人としない人の違い|トレーナーが解説

生クリームたっぷりのケーキ

結論から言うと、脂肪吸引でリバウンドするかどうかは、施術の腕ではなく、施術後の生活習慣が変わったかどうかで決まります。脂肪細胞を取り除いても、太る原因そのものが残っていれば、体は同じ方向に戻ろうとするからです。

「脂肪吸引って、実際どうなんですか」

お客様からこの質問を受けることが、年に何度かあります。中には、すでに施術を受けたうえで「思ったほど効果がなかった」「また戻ってきた気がする」と相談に来られる方もいます。

先に立場を明確にしておきます。私は脂肪吸引を否定しません。適切な医療機関で、正しい判断のもとに行われる施術には、それが最適解になる場面があると考えています。

ただ、施術の後に体型を保てる人と、また同じ悩みに戻る人がいるのは事実です。この記事では、その違いがどこにあるのかを整理します。

脂肪吸引でリバウンドするのはなぜか

体型が戻ってしまった理由を考える男性

脂肪細胞は戻らないのに体型が戻るのは、残った部位の脂肪細胞が大きくなるからです。

脂肪細胞は「数」ではなく「大きさ」が変わる

「脂肪細胞ごと取ったのだから、二度と太らないはずでは」と考える方は少なくありません。理屈としてはその通りで、取り除いた部位の脂肪細胞は基本的に戻りません。

ではなぜ戻るのか。ここで押さえておきたいのが、太るという現象の仕組みです。

人が太るとき、脂肪細胞の数が増えるのではなく、既にある脂肪細胞一つひとつが大きくなっています。つまり、施術で数を減らしても、残っている細胞が膨らめば体型は変わります。

そして脂肪のつき方には個人差があり、吸引した部位の細胞が減っている分、別の部位につきやすくなることがあります。「お腹は変わらないのに、背中や二の腕が気になり始めた」というケースが起こるのはこのためです。

手術は「結果」を取り除くが「原因」には触れない

原因はシンプルです。太った原因が変わっていないからです。

人間の体には、慣れた状態に戻ろうとする働きがあります。食事、睡眠、活動量、ストレスの処理の仕方。この「いつものパターン」が手術前と同じであれば、体は同じことをします。

手術は「今ある結果」を取り除きます。しかし「結果を生み出している原因」には触れません。ここがリバウンドの本質です。

「脂肪吸引の効果がない」と感じる3つの理由

体組成測定で筋肉量と体脂肪の内訳を確認する

「受けたのに、思ったほど効果がない」という感想にも、いくつか理由があります。

1. 内臓脂肪は取り除けない

脂肪吸引の対象は皮下脂肪であり、お腹の内側にある内臓脂肪は手術で取り除けません。

お腹まわりが気になって施術を受けたのに変化を感じにくい場合、脂肪の多くが内臓脂肪だった可能性があります。

そして健康診断の数値により強く関わっているとされるのは、この内臓脂肪の方です。血糖値、中性脂肪、血圧といった項目に影響する脂肪は、食事と運動でしか減らせません。

2. 筋肉は増えない

当たり前のことですが、見落とされがちです。

脂肪を取り除いても、その下にある筋肉は変わりません。姿勢を支える力も、階段を上る力も、腰を守る体幹の安定性も、手術前と同じままです。

40代以降の方から「体重は昔と同じなのに疲れやすい」というご相談をよく受けますが、これは脂肪の量ではなく、筋肉量と機能の問題であることがほとんどです。

3. 姿勢が変わっていない

これが最も見落とされている要因かもしれません。

猫背で骨盤が後ろに倒れていると、お腹が前に押し出され、実際の脂肪量以上に出て見えます。反り腰の方は、腰が反ることで下腹部が突き出します。

脂肪を取り除いても、この骨格の並び方が変わらなければ、鏡に映る印象はあまり変わりません。逆に言えば、姿勢が整うだけで、体重がほとんど動いていないのに「痩せた?」と聞かれるようになる方もいます。

体重が落ちても見た目が変わらない理由

姿勢と動きをその場で確認するトレーナー

リバウンドの話と地続きなので、ここも触れておきます。

自己流のダイエットで「体重は落ちたのに見た目が変わらなかった」経験がある方は多いはずです。理由は主に2つです。

筋肉も一緒に落ちている

食事制限だけで体重を減らすと、脂肪と一緒に筋肉も減ります。体重計の数字は下がっているのに、体のラインにメリハリが出ず、なんとなくたるんで見える。「痩せたのに老けて見える」と表現される状態です。

体重という指標は、脂肪も筋肉も水分も骨も合計した数字であり、何が減ったのかまでは教えてくれません。

脂肪の分布には個人差がある

体重が同じでも、脂肪が全身に均等についている方と、特定の部位に集中している方では、見た目の印象がまったく違います。

だから「あと3kg落とせば理想の体になる」という発想は、必ずしも成立しません。3kg落とすことより、姿勢を整え、筋肉を残しながら脂肪を減らす方が、見た目の変化としては大きいことが少なくないのです。

リバウンドしない人がやっている4つのこと

リバウンドを防ぐ鍵は、意志の強さではなく、生活の仕組みを変えることです。

気合で乗り切ろうとする人ほど続きません。習慣の壁は3日、3週間、3ヶ月のタイミングで訪れると言われます。意志ではなく、仕組みで越えるものだと考えてください。

1.「やめる」ではなく「置き換える」

禁止事項を増やすと反動が来ます。減らすのではなく、差し替えてください。

  • 砂糖入りの飲み物 → 水、無糖の炭酸、コーヒー、お茶
  • 揚げ物の常備 → 焼く・蒸す・煮る(油は後がけにすると満足感が残ります)

2. 食事のテンプレートを持つ

グー・チョキ・パーの目安に沿った食事の一例

毎食考えるから疲れて、結局元に戻ります。私が指導でお伝えしているのは、手を使った目安です。

手ではかる、1食の目安

  • グー:握りこぶし1つ分の炭水化物
  • チョキ:野菜の副菜を2品以上
  • パー:手のひらサイズのたんぱく質

平日のランチは固定してしまうのも有効です。魚定食か、サラダとおにぎり。決めておけば迷いません。

3. 睡眠を先に整える

眠りが浅いと食欲のコントロールが効かなくなります。運動より先に、ここから手をつけた方が結果が出る方も少なくありません。

就寝90分前に画面を見るのをやめる。起床後15分以内に外の光を浴びる。この2つだけでも変わります。

4. 歩数と、週2回の全身運動

1日8,000歩を目安に。まとめて歩く必要はなく、朝5分・昼5分・夜10分の分割でかまいません。食後10分歩くだけでも、血糖値の面では意味があります。

筋トレは週2回、20〜30分で十分です。まずはスクワットと腕立て伏せから。フォームに不安があれば、一度専門家に見てもらってください。腰や膝に負担のかかるフォームで続けると、かえって遠回りになります。

今日から始める7日間

いきなり全部やろうとすると必ず挫折します。1日1つだけ、順番に足してください。

その日に足すこと
1日目砂糖入りの飲み物をやめる。水筒を持ち歩く
2日目就寝90分前に画面を見るのをやめる
3日目3食のうち1回、食後に10分歩く
4日目朝食に手のひらサイズのたんぱく質を足す
5日目スクワット10回×3セット
6日目朝、外に出て10分光を浴びる
7日目1週間を振り返り、続けられそうな行動を1つだけ選ぶ

7日目に選ぶ「1つ」が、この1週間で最も価値のある成果です。完璧を目指す必要はありません。60点の行動を続けられる人が、結果的に一番遠くまで行きます。

手術を検討している方・受けた方へ

もし施術を検討されているなら、必ず医師にご相談ください。私はトレーナーであって医師ではないので、施術の適否を判断する立場にありません。

その上で、一つだけお願いがあります。手術を受けるにせよ受けないにせよ、「なぜ今の体型になったのか」を一度整理してみてください。

仕事の忙しさかもしれません。座りっぱなしの生活かもしれません。夜遅い食事かもしれません。睡眠不足かもしれません。

原因に触れないまま結果だけを取り除いても、同じことが繰り返されます。逆に、原因が分かっていれば、施術を受けた後の状態を長く保つことにもつながります。手術と習慣は、対立するものではなく両輪です。

私たちがやっていること

プライベートジムDROIT代表トレーナー 池田道成

「習慣を変えるのが大事なのは分かった。でも、自分の場合どこから手をつければいいのか」と感じた方もいると思います。実際、これが一番難しいところです。

プライベートジムDROIT前橋広瀬川で私たちがやっていることを、順を追ってお話しします。

500項目を超えるヒアリングから始めます

生活習慣を詳しくうかがう初回カウンセリング

初回は、トレーニングをしません。話を聞くことから始めます。

体重や体脂肪率の数字を聞いて終わりにはしません。どんな仕事をしていて、何時に出社して何時に帰るのか。移動は車か徒歩か。昼食は何時にどこで食べているか。夜は何時に食べ終わるか。寝る前に何をしているか。どこに痛みや違和感があるか。過去にどんなダイエットを試して、なぜ続かなかったのか。

なぜそこまで聞くのか。原因が生活の中に隠れているからです。

たとえば「間食がやめられない」という悩みも、意志の問題ではなく、昼食が早すぎて夕方に空腹のピークが来ているだけ、ということがあります。この場合の解決策は「我慢する」ではなく「昼食の時間か内容を変える」です。ヒアリングをしなければ、この答えにはたどり着けません。

専門分野ごとに、担当する人間が違います

医師・トレーナー・管理栄養士がそれぞれの専門分野を担当する

DROITが他の多くのパーソナルジムと異なるのは、運動・食事・医学的評価を1人のトレーナーが兼任しない体制を取っている点です。

  • 運動指導:私(池田道成)が担当します。NSCA-CPT、腰痛運動療法セラピストの資格を持っています
  • 食事指導:管理栄養士の里中まいが担当します
  • 医学的なリスク評価:医師の武井克仁が担当します

なぜ分けるのか。理由は率直です。トレーナーは運動の専門家であって、栄養の専門家ではないからです。

パーソナルジムの多くは、トレーナーが自身の減量経験をもとに食事指導まで行っています。しかし栄養学は日々新しい研究が発表される広い分野で、顧客指導とトレーニング理論の学習を並行しながら、その最前線を追い続けるのは現実的に困難です。「自分がこの方法で痩せたから、あなたにも合うはずだ」という指導は、体質の異なる他人には当てはまらないことがあります。

トレーニングは、リスク評価の後から始めます

ピラティスリフォーマーとマシンを備えたトレーニングルーム

初回のヒアリングと評価が終わってから、ようやく体を動かします。

最初にやるのは、重い負荷を扱うことではありません。姿勢の確認、関節の可動域の確認、呼吸の使い方。地味に見える部分ですが、ここを飛ばして負荷を上げると、怪我のリスクが上がるだけでなく、狙った筋肉に効かない動きが定着してしまいます。

関節への負担を抑えたい方には、ピラティスマシン(リフォーマー等)も活用します。寝た姿勢や四つ這いで行える種目が多く、腰に不安のある方でも体幹にアプローチできます。

卒業した後のことを考えて設計します

完全個室で落ち着いて過ごせるDROITの店内

3ヶ月で結果を出して、その後リバウンドするなら意味がないと考えています。だから、期間中に「自分で判断できる状態」になってもらうことを重視しています。コンビニで何を選ぶか、飲み会の翌日にどう調整するか、忙しい週にどこまで手を抜いていいか。これが分かるようになれば、10年先も応用が利きます。

付け加えると、DROITに通われている方のほとんどは、もともと運動経験のない方です。学生時代に部活をやっていたわけでもなく、ジムに通った経験もない。そういう方が続けられているのは、私たちが「頑張れる人向け」の指導をしていないからだと思っています。10年、20年先も自分の体で動き続けられること。目指しているのはそこです。

よくある質問

Q. 脂肪吸引を受けた後でも、トレーニングは受けられますか

A. 施術後の経過や医師の指示によります。まずは施術を受けた医療機関でご確認ください。運動の再開が可能な段階であれば、その後の体型維持のためのサポートは可能です。

Q. 脂肪吸引を受けた部位が、また太ることはありますか

A. 取り除いた脂肪細胞は基本的に戻りませんが、残っている細胞が大きくなることで体型が変化する可能性はあります。また、脂肪が別の部位につきやすくなる場合もあります。生活習慣が施術前と変わらなければ、体は元の状態に近づこうとします。

Q. 運動が苦手でも大丈夫ですか

A. 会員の方のほとんどが、もともと運動経験のない方です。完全個室のマンツーマンなので、周囲の目を気にせず、ご自身のペースで進められます。

Q. どのくらいの期間で変化を感じられますか

A. 個人差が大きく、一概には申し上げられません。体重よりも先に、睡眠の質や日中の疲れにくさといった体感の変化に気づかれる方が多い印象です。体型の変化については、半年から1年の継続を前提にお考えいただくことをおすすめしています。

Q. 厳しい食事制限がありますか

A. 極端な糖質カットや、1日2食にするような指導は行っていません。3食召し上がりながら、日常生活に合わせて調整していく方針です。外食や会食の多い方にも、その中での選び方をご提案しています。

最後に

生活習慣を変えて体型を維持しているDROIT会員の声

脂肪吸引も、手術も、必要な場面では大切な選択肢です。だからこそ、その効果を長持ちさせるのは、施術の後に続くあなたの日常です。

リバウンドするかしないかを分けるのは、意志の強さでも、施術を受けたクリニックでもありません。生活の仕組みを変えられたかどうかです。

運動、食事、睡眠。小さな選択の積み重ねが、半年後の体型と健康診断の結果を作ります。

まずは有料体験コンディショニングでお身体の状態を確認しませんか

体型のことで長く悩んできた方、何を試しても続かなかった方は、一度お話を聞かせてください。有料体験コンディショニング(5,500円)では、現在の生活を細かくうかがったうえで、体組成と姿勢を測り、どこから変えるべきかをその場でお伝えします。

プライベートジムDROIT前橋広瀬川は、群馬県前橋市城東町の完全個室マンツーマンのパーソナルジムです。トレーナー・医師・管理栄養士がそれぞれの専門分野を担当し、チームで伴走します。

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